■放射線被害のこと−2

「放射線」の影響ことをもう少し詳しく知ってみませんか?

強いエネルギーを持った放射線が原子にあたると
原子核の周りを回っている電子が軌道を離れて飛び出してしまいます。

するとその原子は電気的に中性ではなくなってしまいます。
これを「活性化する」とか「イオン化する」と云います。

最近よく耳にする言葉に活性酸素という言葉がありますね?
これはイオン化して活性化して化学反応しやすくなっている酸素のことなんです。
イメージとしては酸素系漂白剤を思い浮かべると近いでしょう。

放射線被害の最初の段階ではこの活性酸素が悪さをします。
さらに強い影響を受けると遺伝子そのものの原子が飛び出します。

すると早い話が正常な細胞ががん細胞になってしまうのです。

でも人体というのはとても良く出来ていて少しくらいのエラーなら
勝手に直してしまう機能が備わっていますから遺伝子は修復されます。
また仮にがん細胞が生まれてもそれを排除する働きも備わっています。

一般に中年を迎えるとがん細胞は毎日数千個生まれていると云われています。
「50歳は発がん年齢」なんて言い切るお医者さんもおみえです。
がん患者が増えたのは長寿になってその他の理由で亡くなる方が減ったから
そんな説明もあります。

放射線の影響をグラフで示すときに
放射線が少なくて影響が現れない部分を点線の直線で原点と結ぶことがありますが
実はこれは「直線仮定」と呼ばれているモデルで説明しやすいから用いられるようです。
今のところこれを確定する実験結果や統計的資料は見当たりません。
むしろ
階段的に影響が現れる強さが存在する閾(しきい)値モデルを示す事例が目立ちます。
つまり階段のようにあるところから一段上がるように影響が出るということです。

これは「ごく微量な放射線の影響は無視できる」ということを意味します。


実は「微量の放射線はむしろ健康に良い」という説があります。
スポーツなどの運動という行為は活性酸素を作り出すのですが
毎日続けると身体が慣れて逆に健康になるのと同様だとする説です。

あくまでも「活性酸素を微量にしか生じさせない強さの放射線」であればの話です。


随時更新 2011.04.17_17:25


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