■市販されている道具の名前
じょれん
鋤簾【じょれん】
商品名「溝そうじ器」「清掃器」
Wikipediaには「水を含んだ砂や泥の除去、またはそれらに生息する魚介類を捕獲する道具」とあります。
鍬のようなものやスコップのような形のものがあります。
鍬の刃面の横にアオリ面が付いていて、掻いた泥を逃さない形をしています。

たてかま
立鎌【たてかま】
商品名「ホー」「草カキ」
先端がそれなりに鋭利なので怪我に注意してください。
(使っているうちにベタ基礎のコンクリ面に擦れて鈍化します)

形も使い方も簡単にイメージできるし、
ホームセンターで見かけたような気がするものばかりですが
意外とその名前は知られていないのではないでしょうか?

これらは「泥かき」に無くてはならない道具です。
聞きなれない言葉かもしれませんが「泥かき」とは、
「床下に溜まった汚泥を掻き集めて捨てる」ことで、
水害のアフターケアとしては代表的な作業です。

市販されているこれらの道具の柄の長さは1m程度。
背中を曲げずに使用できるように長さがあります。
ですが床下の泥を掻く場合は梁材などに干渉して、
長さが逆に邪魔になるケースが多いです。

ノコギリで切り落としてしまえば手っ取り早いのですが
逆にある程度長さが無ければ届かないケースもあります。

柄が長い物と短い物を用意して使い分ける
というのが現場での対処としてはベターでしょう。

しかし事前に用意することができるのならば
柄が伸縮するじょれんを製作する
というのがベストだと思います。

全部入り
どうせなら出来るだけ軽く(重いと疲れますから)
ついでなら分解できるように(持ち運びとか保管とか)
と「全部入り」にしてみたのがこれです。

横に90度のアオリ面が付いているタイプの溝そうじ器に
モップに付いていたアルミ製の伸縮する柄を少々切断して
つまみ付きネジで留められるようにしてあります。

コンビニ袋に放り込んでぶら下げるのに手ごろな大きさです。

■市販されてない道具の名前
土のうスリーブ
土のうスリーブ【どのうすりーぶ】
元々は20リットル程度の容量の丸い缶の底をくりぬいたものでした。
名古屋工業大学の松岡研究室で土のうを作成するために考案されました。
(ex.本設土のう工法)
同じ大きさの土のうを大量に効率良く作成するための小道具です。

直径20cmの塩ビ管を40cmの長さで切断して角を丸めています。
この容量の水を含んだ土の重量は約20kgです。
容量が約20kgなのは労働基準監督法に準拠してのことです。

手作業でトラックの荷台に積み込む場合の最大値許容値になります。

八月末豪雨(2010年・岡崎市)の復旧支援の際に、岡崎JCの方に
「汚泥を除去する際に土のう袋に詰めるという作業を行なうのですが
筒状の道具があると作業効率が段違いに向上します。
一斗缶(18リットル)の空き缶の底を抜いたものが丁度良いのですが
JCのメンバーの中に心当たりのある方はいらっしゃいませんか?」
とお尋ねしたころ
「残念ながらそういう仕事をしてい者はいませんが、
建設業を営んでいて太い塩ビパイプを在庫しているメンバーがいますから、
それを切断して用意させましょう」
と一晩夜なべして作って頂いたのが最初です。
(ex.依頼は根拠と紐付きでオーダー)

大きさが同じ土のうを作ることだけに特化した小道具なので
使用しないときは倉庫の片隅でほこりをかぶっていそうですが
腰掛けるのに手ごろな高さなので椅子代わりになったり
ホウキや柄付きブラシを立てておくのに使われています。

※ポリバケツの底を抜いても同様のものが出来ますが
逆テーパーがついているので場合によっては抜けなくなります。
これはバケツ筒に予め縦に切れ目を入れておくと回避できます。

土のうパネル
土のうガイドパネル【どのうがいどぱねる】
土のうスリーブは塩ビで十分な厚みがあるので耐久性が高く
乱暴に扱ってもまず壊れるようなことはないのですが、
塩ビ製であるがゆえに少々重いのが難点になります。
自転車や徒歩で現場まで持ち運ぶにはちょっと不向きです。
そこで最小必要条件を満たす道具として作成したのがこれです。
折りたためるようにしよう。
簡単に手に入る薄いベニヤ板で作ろう。
四角柱を構成するとしても1枚抜いても自立するだろう。
むしろ投入方向の板は無いほうが良いかも?
というわけで
3枚の板を隙間を開けてガムテープでつないだものです。
ガムテープがヒンジの役目を果たすので折りたためます。

一般的な土のう袋は縦60cm横40cmなので
開口部の外周は80cmになります。

この写真のガイドパネルは20cm×40cmの板が3枚です。
深さは土のうスリーブと同じ40cmとしました。
板の厚さはたまたま手持ちがあった5mmを使いました。

作業のことを考えると開口部は正方形よりも
少し横に長い長方形が泥を入れやすいでしょう。
15cm×40cm2枚と25cm×40cm1枚で
作ったが実用的かもしれません。

また耐久性を考えるともう少し厚いほうが良いかもしれません。

塗装がしてあるのは木目に泥が入り込まないようにするためで
ざっと水洗いするだけであとは乾燥させれば臭いは気にならないでしょう。


随時更新中2012.09.18_23:20


・被災者支援ボランティアをするのにとても大切なこと



・いまからボランティアに入るのに必要なものは何か?



・いまボランティアに入ることが出来る被災地はどこか?


「知りたいこと」「疑問に感じたこと」などありましたら こちらにコメントお願いします。

■Homeに戻る